ドンキホーテ大原孝治社長の経営戦略

現代ではパソコンやスマートフォンなどが各家庭にも普及し、あらゆる商品やサービスがインターネットを通じて提供されるようになっています。

そうした風潮のなかにあって、従来からの実際の店舗による経営は、営業時間の制約がある上に、顧客自らがわざわざ足を運ばなければならないというデメリットがクローズアップされるため、収益性の確保にかなりの苦戦を強いられているのが実情です。しかし大原孝治氏がドンキホーテホールディングスの社長になってからは、この時代にあっても全国各地の店舗ネットワークを通じた増収増益を達成しており、小売業界でも稀有な存在となっています。その秘密はやはり大原孝治氏の経営戦略によるところが大きく、ひとことでいえば顧客優先主義に尽きるものです。各種の対談などでも社長みずからがお祭りの縁日のようだと表現しているとおり、価格的な面でのアドバンテージのほかにも、ネットを経由するだけでは得られない、さまざまな驚きや発見を店舗のなかにちりばめて、顧客に飽きさせない環境づくりに努めているところがポイントです。そのため日本人はもちろんのこと、海外から観光などの目的で訪れる外国人などにも好評で、いわゆるインバウンド消費の一翼を担っています。
もっともドンキホーテホールディングスがインターネットを排除しているというわけではなく、顧客向けにはオンラインモールを開設し、社内でもSNSを活用した情報共有を図るなど、良い意味での役割分担ができている点も特筆されます。

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